プラチナの指輪に使われているのは、プラチナだけじゃありません。

全世界の皆様

おはようございます!

こんにちは!

こんばんは!

ジュエルミキのTAKUROです。

 

 

宮崎、鹿児島の県境にある新燃岳の噴火が収まったようです。

ただ、溶岩が流出しているようなので、

火砕流が発生しないかが心配のようですね。

付近の方々へ人的被害がないことを祈ります。

 

 

さて。

今日はプラチナの指輪のお話をします。

 

 

 

 

 

貴金属

 

 

といえば、

プラチナやゴールド、シルバー

などを挙げられる方が多いと思いますが、

他にも、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム、

そして今日お話しするパラジウムの、

合計8種の元素のことを指します。

 

 

この中で、ジュエリーと深い関係を持つのは、

ロジウムとルテニウムとパラジウムです。

 

 

ロジウムやルテニウムは、

表面にメッキをかける際に使われることが多く、

パラジウムは、

プラチナやゴールドの割金として使われることが多いです。

 

 

パラジウム

 

 

 

パラジウムの元素記号はPd(Palladiumの略)で、

プラチナと同じ白金族元素の一つです。

 

 

 

 

柔らかい銀白色の金属で、合金として使用されます。

自己の体積の935倍もの水素を吸収する為、

水素化の触媒や水素精製などの水素吸蔵合金として利用されています。

また、融点が1,554度と低く加工性に優れており、

他金属との合金も用意なことから、

自動車用触媒や装飾品合金、歯科用合金など、

多方面で幅広く利用されています。

 

 

パラジウムは主に、

ロシア、南アフリカ、北米で産出されていますが、

供給のほとんどが、ロシアになっているような状態です。

需要は北米が最大で、需要の半分以上を北米と日本で占めています。

でも、近年ではロシアでの産出量が激減し、

入手が困難になってきている状況になっています。

 

 

ジュエリー用の貴金属として、

パラジウムは宝飾品にかなりの割合で含まれています。

最も多いのは、

プラチナ950や、プラチナ900、プラチナ850

の割金としての利用です。

Pt900やPt850と表記されるプラチナ製品のほとんどが、

プラチナとパラジウムの合金です。

 

 

・Pt950 プラチナ95% + パラジウム5%

・Pt900 プラチナ90% + パラジウム10%

・Pt850 プラチナ85% + パラジウム15%

 

 

パラジウムをプラチナに混ぜると、

プラチナを適度な硬さに調節でき、

色の調節も行えるので、宝飾品には好んで使われます。

 

 

その次に多いのがホワイトゴールドです。

近年は、K18WGやK14WGが主流で、これは金とパラジウムの合金です。

 

 

・K18WG 金75% + パラジウム25%

・K14WG 金58% + パラジウム42%

 

 

金にパラジウムを混ぜることで、

プラチナのような白い金属に近くすることができます。

そして、その仕上げとして、

表面にロジウムやルテニウムでメッキ処理をします。

ホワイトゴールド製品は、

プラチナ製品に比べ、比較的安価で製造されます。

 

 

ここまでの話だと、

パラジウムは有能な貴金属として人気があるように感じますが、

金属アレルギーの観点から見ると注意が必要です。

実際に、リンパ球幼若化テストという金属アレルギー検査で、

約半数もの人がパラジウムに陽性反応を示してしまいます。

 

 

宝飾業界はさほど厳しくありませんが、

歯科業界ではかなり厳しくなっています。

虫歯を削った後の歯の詰め物やかぶせ物として、

金銀パラジウム合金が使われます。

こいったものは粘膜に直接触れるので、

アレルギーになる危険性が高いとされています。

 

 

特にドイツでは、保健省が

幼児や妊婦にパラジウム合金を使用しないように

という勧告を出しているようです。

さらに、そのドイツを含む医療先進国では、

パラジウムが体に与える悪影響を考慮して、

パラジウムフリー(パラジウムを含まない)の金属を強く推奨しています。

 

 

このようにヨーロッパでは、

パラジウムの安全性に疑問が持たれていて、

現在ではほとんど使用されていないようです。

日本でも、特に歯科業界では、

今後自粛の動きが出てくるかもしれませんね。

 

 

パラジウムは、

2017年7月20日現在、1グラム¥3,026での取引になっていて、

決して安価な貴金属ではありません。

金やプラチナと同様に、

パラジウムのバーも流通しています。

 

 

 

 

金属アレルギーの観点から、

歯科業界では、今後どのようになるか分かりませんが、

粘膜に触れることのない宝飾業界では、

これからも馴染み深い貴金属に変わりはないと思いますね!

 

 

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