ピンクゴールドの指輪って可愛いですよね!
若くて華奢な手にm細身のピンクゴールドリングは
とても似合います。
しかしながら、ブライダルリングという条件が
付けば話は別です。
婚約指輪や結婚指輪を「一生モノ」として考えている
ジュエルミキでは、
ブライダルリングとしてピンクゴールドの指輪は
お勧めしていません。
理由は、
絶対に変色するからです!!!
一般的に使われている18金という素材を例に話すと、
ジュエリーに最も多く使用されている、18金イエローゴールドは、
75%の金に対し、12.5%ずつ、銀と銅を混ぜて作っています。
この金以外の混ぜ物を割金(わりがね)と言います。
18金イエローゴールドは、
非常に加工しやすく安定した素材です。
余談ですが、通常は貴金属の純度は百分率ではなく千分率を使います。
今回は分かりやすくパーセンテージで書きますね。
話を戻します。
18金イエローゴールドに対し18金ピンクゴールドは、
75%の金に対し、17.5%以上の銅と、
パラジウムを混ぜ込むことで
ピンクゴールドと言われる色にしています。
銅やパラジウムの割合は
メーカーや職人さんによって変わってきますが、
一般的には割金のうちの70%以上とされています。
ピンクゴールドは、イエローゴールドよりも、
銅の含有量が多くなっていることが分かると思います。
銅の含有量が増えると、指輪自体が硬くなります。
そして銅は変色します。
それによってメリットとデメリットが出てきます。
以下にピンクゴールドで指輪を作った時の
メリットとデメリットを書きます。
メリット
・硬いので変形しにくい
・色合いが可愛い
・日本人の肌色に似合う
デメリット
・安心できるサイズ直しの範囲が、±1番程度。
・これを超えると指輪が割れたりする可能性もあります。
・サイズ直しをした際に、サイズ直しの痕が残ってしまう可能性が高い
・変色がある。(通常、色味が黒くなってきたりします。)
よく、女性ファッション誌などで取り上げられる素材なので、
「ピンクゴールドの指輪が可愛い!欲しい!」
となりがちですが、
ブライダルリングとしてのピンクゴールドを選ぶのであれば、
上記のメリットやデメリットを含めてから
ご決断された方が後悔はしません。
もちろん、
「ブライダルリングは一生モノ」
「死ぬまでずっと着けてほしい」
と考えているジュエルミキとしては、
ピンクゴールドは絶対にお勧めしません!
かわいいピンクゴールドのリングは、
ファッションリングとして
お求め頂ければと思います。